超音波検査とは、人の耳には聞こえない超音波を当て、反射した超音波を受信し画像データとして処理する検査です。
超音波は、対象物の中を進み固いものに当たると反射します。
その反射音波を測定し、反射音が返ってくるまでの時間から距離を計算して内部の様子を可視化します。
当初は音波を一方向のみに発射するだけでしたが、現在は扇状に音波を発生することで対象物の断面画像がリアルタイムで見られるようになっています。
今や体のほとんどの部位に適応できる言っても過言ではありません。
液体や柔らかい個体(血液や臓器など)で伝わりやすい為、関節リマウチの炎症部位やレントゲンでの判断が難しい腱の繊維の断裂、筋肉の診断がより正確にできます。
当院では、超音波検査を用いて、肩・肘・膝の関節、腿やふくらはぎなどの損傷の状態や範囲、重症度を診断しております。
放射線を使わない検査の為、X線などと違い被曝の心配がありません。
振動を与えているだけで身体的負担やリスクがほとんどなく、妊娠中の方でも安心して受けていただけます。
また、リアルタイムで確認が可能な為、比較的短時間で効率的に情報を得ることができます。
当院では、リハビリ治療に超音波検査を用いて、リハビリに効果的な筋肉の運動が得られているかをモニターしながら指導を行う方法を取っております。
関節安定化・大腿四頭筋強化の指導で変化を直接患者様に指導しています。
運動の成果を実感しながら頑張ってみませんか。看護師一同