1.上位頸椎のストレッチ(頸椎の1から2番の動きをよくするストレッチです)
① ぐるぐる巻きにしたタオルを後頭部の下に置きます。
② 頚の下の隙間を埋めるように、顎を下にひく動作を繰り返します。10秒を10回します。
2.頭蓋骨と頸椎1番との間の動きをよくするストレッチ
① ぐるぐる巻きにしたタオルを頸の下に置きます。この時、タオルの端が耳の下の突起部分(乳様突起)にくるようにします。この時、顎が上がるようにしてください。
② タオルを頸で押しつぶすようにしながら、顎を下にひいていきます。
顎の先端を胸につけるイメージです。頸を曲げるときは、顎がしっかりと引ききることができるか、休んでいる時に、顎が天井方向に向いているかをチェックします。ゆっくり10回行います。
3.下位頸椎(3から7番)を伸ばす練習(げんこつエクササイズ)
頸の骨は7つありますが、そのうち下位の頸椎(3から7番)をのばす練習です
① うつ伏せになり、図のように、こぶしを縦に重ねて、その上に顎を置きます。両脇は広げます。
視線は上げすぎないようにします。
3.の続き うつ伏せが苦手の方なら、タオルで代用も可能です
① 首の付け根(下位頸椎)にタオルを当てて、天井方向に引っ張ります。
後頭部が浮かないようにしてください。10秒を10回行います。
4.頚部の後面(首を伸ばす)筋肉の強化 ネックブリッジ
① 仰向けに寝て、後頭部に枕を置きます。両脇は軽く開き、肘は直角に曲げます。視線は天井の1点を見つめるようにします。
② 後頭部と、両肘で床を押し、肩から背中の上部を床から浮かします。
耳の穴と肩が平行になるようにします。顎の位置は変えないようにしてください。5から10秒を10回します。
③ 上手くできるようになったら、②の後で、ゆっくりおへその上に置き、そのまま保持してください。
後頭部のみで支える感じです。
阪田整形外科リハビリクリニック