12月25日 側弯症の運動療法について勉強しました。|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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12月25日 側弯症の運動療法について勉強しました。

ワンポイント

2025.01.16

≪側弯症の診断≫
側弯症では正面から見た時に椎体のねじれ(回旋)を伴いながら、脊椎が左右に曲がっている状態(側弯)です。脊椎のレントゲン写真にて頂椎(側弯している凸側の頂点の椎骨)と終椎(頂椎に対して最も傾きが強い椎骨)を見定め、頂椎を挟んで上側の終椎の上縁と下側の終椎の下縁に沿って直線を引き2本の直線の交差によって出来る角度(もしくは2本の直線から引いた2本の垂線のなす角)をコブ角と言います。

このコブ角が10°以上の場合、側弯症と診断されます。

≪側弯症における側弯と回旋≫
側弯には椎体の回旋運動が組み合わされて起こります。凸側に椎体が回旋します。つまり胸椎右凸の側弯では側弯部の胸椎に右回旋が生じます。

≪側弯症の治療≫
コブ角が40°以上の場合は手術適応となります。25°~40°の場合は装具療法の適応となります。25°以下の場合は運動療法や姿勢指導が主な治療になります。
運動療法の考え方としては凸側を縮めて凹側を伸ばすように実施します。しかし上記のように側弯と同時に椎体の回旋が起こっているためそれも考慮して体幹のストレッチ姿勢保持のための意識付けや体幹の筋力トレーニングを実施する必要があります。
詳しくはお近くのスタッフにお尋ねください。

 

担当:西村・三木