院内研修会
2024.11.29
11月27日に「脊柱変形」のテーマで院内研修会を実施しました。
変形の中でも側弯症と後弯症をとりあげました。
側弯症には機能的側弯症と構築性側弯症があり、機能的側弯症は疼痛や下肢長差などの側弯で、その原因を除外すれば側弯が消失するものです。
やはり問題となるのは構築性側弯で、自家矯正ができず、多くは成長期に発見され、成長期中に増悪することが多いので、早期発見と早期治療が必要です。特に学童期や思春期に発症するものは重要で、装具療法や手術療法の適応となるケースもあり、正確な診断が求められます。治療法は側弯の角度、今後の成長の程度、心理的要素により選択されます。