ワンポイント
2024.11.11
今回は呼吸についてまとめてみました
私たちは、生命を保つために絶えず呼吸をしています。
呼吸は、息を吸う⇒吸気(吸息) 息を吐く⇒呼気(呼息)に分けられます。
呼吸をつかさどる中枢は延髄にあり、これにより、自動的に呼吸が行われますが、自分でコントロールすることも可能です。
安静(自然)に呼吸するか、努力して(力を入れて)呼吸するかによって、それぞれ働く筋肉が変わります。
・吸息 横隔膜が収縮し、下方に移動し、胸郭腔が上下に広がります。努力吸気では外肋間筋が働き、胸郭が挙上されて胸郭腔が側方に拡大します。
・呼息 吸息時に収縮した横隔膜と外肋間筋が弛緩し胸郭腔が元の大きさに戻ることで起きます。肺も弾性によって収縮し、肺胞内の空気が排出されます
※ 吸気時には横隔膜と外肋間筋の働きにより、胸郭や肺が拡張されると、陰圧になり、空気が肺に流れます。呼気時には、吸気時の筋肉が緩み、陽圧になるので、空気が外へ排出されます。
呼吸の種類には2つあり、横隔膜を使う腹式呼吸と肋間筋を使う胸式呼吸があります。
一般的には男性は腹式呼吸が多く、女性は胸式呼吸が多いとされています。
※呼吸のトレーニングには種々のものがありますが、今回は腹式呼吸をご紹介します。
【腹式呼吸】
① 深呼吸する
➁ 吸気時に腹部を膨らませ、呼気時に腹部をへこませる
③ 胸部が優位に動かないように注意する
④ 腹部と胸部に手を置きながら呼吸するとどちらが動いているか認識しやすい
※ このトレーニングは、体幹の筋力強化にもなりますので、ぜひやってみてください