院内研修会
2024.10.19
9月25日に「脊椎分離症と脊椎すべり症」のテーマで院内研修会を実施しました。まず胸椎と腰椎の構造、機能を学習し、胸椎では前後、側方の動きが少なく、力学的に安定しているが、胸椎の脊髄は血液供給が不十分で弱点がある。腰椎は可動性が大きく、機能的負荷が常時加わっているために変性をきたしやすい。
脊椎分離症は、成長期のスポーツ障害による疲労骨折と考えられ、初期、進行期では癒合の可能性があり、MRIで癒合能力があると判断されれば、癒合に向けた強固な固定装具による治療が実践されることを学習しました。
変性脊椎分離すべり症、変性脊椎すべり症の病態が異なるが、いずれも進行すると狭窄症の症状を呈し、手術の対象となる可能性があり、その手術も固定術の適応となることが多いことを研修しました。