ワンポイント
2024.06.13
令和 6 年 5 月 29 日(水)曜日🔆
変形性膝関節症は、わが国の罹患者数は約2500万人、4人に1人80歳以上の女性の有病率は80%にのぼると推定され、当院でも多くの患者様が治療されています。歩行など、移動時の関節痛と移動機能の低下を招き、日常生活活動や生活の質が低下します。
そして肥満やメタボリックシンドロ-ムなど生活習慣病を助長し、健康寿命を妨げる一因となっている。
※病態:最近の研究では、骨棘形成や半月板逸脱(位置異常)と半月板損傷し、結果軟骨損傷や軟骨下骨変形が進み関節変形に進んでいく可能性が示唆されている。
治療方法は・・・
保存療法があり、保存療法には運動療法・装具療法・薬物療法などがあります。
☆運動療法では内側型変形性膝関節症には大腿四頭筋の内側広筋の強化が重要です。
☆薬物療法では炎症と疼痛を抑える目的でNSAIDsが用いられる事が多いが、近年は変形性膝関節症では罹患関節のみでなく、痛みを感知する神経系制御機構の異常も招くことが明らかになり、上行性疼痛伝導系を抑える(カロナ-ル・トラマ-ル・ノルスパン)や下行性疼痛抑制系を強める(サインバルタ)なども用いられる。
※ヒアルロン酸関節内注射も、関節内での局所への力学的負荷集中化回避と抗炎症の目的で使用しています。
いつでもお気軽に質問があればスタッフに聞いてくださいね。
担当🥰:水島・能勢