第12回リハビリテーション中央病院と地域連携をすすめる会

場所：兵庫県立リハビリテーション中央病院

 

参加者：院長・事務 阪田　理学療法士 森岡　古賀田　西村　森

第12回リハビリテーション中央病院と地域連携をすすめる会に参加してきました。これは、神戸市西区にある兵庫県立リハビリテーション中央病院と近隣の病院、診療所が参加する意見交換の場になっています。当院の理念にも、「かかりつけ医としての役割をはたす。病診連携の実践」があります。病診連携とは、診療所から紹介状を出し大きな病院で精密検査や手術を行い、病院からの逆紹介で病状説明、退院後の通院、リハビリなど病院と診療所が連携し地域の皆様にとってより質の高い医療を提供することが一番の目的です。そのためには、互いにどんな医療を提供しているか知らなければなりません。この交流会はそういった意味でもとても重要な機会になっています。コロナウイルス感染症拡大以降、開催が縮小されたり、オンライン開催だったこともあり、現地開催は4年ぶりとなりました。

 

講演会では、まずリハビリテーション中央病院の直近の取り組みの説明がありました。スポーツ医学診療センターという新たな施設が加わり、もともとの施設の大きさに加え、所属するドクターが各スポーツのチームドクターをしており、日本のトップ選手も利用しているリハビリ施設であることを知りました。近隣の病院の取り組みを聞くことはあまりなかったので、近隣の病院にこういった施設が出来たことを知ることができ、病診連携を深めていく上でも今後も積極的に参加するべきだと感じました。

 

次に、スポーツ内科、スポーツリハというテーマで講演いただきました。スポーツ内科では陸上の長距離選手などに多い貧血についての病院の取り組み方、スポーツリハではスポーツ医学診療センターで行っている治療方法などを講義して頂きました。とても興味深く、自分も日々勉強をしていかないと駄目だと感じました。

最後にスポーツ医学診療センターの施設見学をさせて頂きました。見たこともない治療機器やリハビリ機器を見学させていただき、治療技術もそうですが、最新の機器も使っていくことで患者様の能力を受傷前より発揮できるようにしてくれる施設だと感じました。

今回の交流会に参加して、今後も地域のかかりつけ医としての役割を果たしていき、病診連携を強化できるように、他病院との交流を密にしていきたいと思いました。

 

 

阪田整形外科リハビリクリニック

理学療法士　古賀田　万典