ワンポイント
2023.05.10
肩関節を構成するものには大きく分けて2種類ある。
①肩甲上腕関節…肩甲骨と上腕骨をつなぐ関節
②胸鎖関節… 胸骨と鎖骨をつなぐ関節
2)機能的肩関節
④肩峰下関節 ⑤肩甲胸郭関節
肩の運動方向には屈曲・伸展・内旋・外旋・内転・外転がある。
診察・リハビリ時には肩がどれくらいの角度まで動くか(関節可動域)を診て、状態を評価・診断することがある。
◎肩甲上腕関節=大きな骨頭+小さな関節窩
利点: 人体で最も大きな可動域
欠点: 構造だけでは安定性に乏しい
◎軟部組織による骨頭求心力と筋肉等の柔軟性が大切になる
エコーの描出
エコー(超音波検査)では、プローブを当てて肩関節周囲の骨・筋肉・靱帯などを診ている。
⇨超音波とは、人が聴くことができない高い周波数の音波。超音波を臓器に当てて、跳ね返ってきた音を画像に表す。
骨は硬く、全く音が伝わらず反射してしまうため白く写り、血管や液体を含む所は黒く写る。
例)炎症が起きて水が溜まっている場合は、水の部分が黒く映る。筋肉が硬くなる(硬直)している場合は白っぽく映ることがある。
◎肩関節をエコーで見る際はどの筋肉・靱帯などに炎症が起きているか、硬直があるのかを見て診断・リハビリをすることがある。
わからないところがあればお気軽に質問してください。
担当 寺島・弘田