院内研修会
2023.04.10
3月29日に「骨折について」のテーマで院内研修会を行いました。一般な骨折は正常な骨に何らかの外力が加わり、骨が損傷するものですが、それ以外に病的骨折とストレス骨折があり、ストレス骨折の中でも脆弱性骨折が最近増えていることを知りました。
脆弱性骨折は骨粗鬆症、骨軟化症、リウマチなどにより全身の骨の強度が低下した状況で、日常生活程度の軽微な負荷で生じる骨折で、骨盤、大腿骨頸部、脊椎に多く発症することを研修しました。
小児の骨折は、成人の骨折に比べ、骨折に形態、合併症が異なり、治療面に特殊な注意が必要であり、その理由は小児の骨が、①弾力性がある②骨膜が厚い③骨癒合が早い④旺盛な自家矯正能がある⑤成長軟骨板がある、などの特徴を有することであることを学習しました。