院内研修会
2022.12.27
11月30日に「頚椎の機能解剖と診察」のテーマで院内研修会を実施しました。機能解剖では、頚椎柱は7個の頚椎(C1~C7)からなり、上位頸椎(C1,2)と中下位頚椎(C3~C7)では形態、機能がかなり異なることを学習し、特に中下位頚椎では椎体後側方にあるルシュカ関節いう小さな滑膜関節があり、この関節が変形して神経根や椎骨動脈に影響し、手のしびれやめまいの原因となりやすいことを知りました。
症状は頚椎症状、神経根症状、脊髄症症状があり、頚椎症状は疼痛、肩こり、運動制限などがあり、神経根症状は手のしびれや、上肢の放散痛、筋力低下
あり、圧迫する神経よりその部位がある程度決まっており、脊髄症症状は手指巧緻運動障害や歩行障害、時には直腸膀胱障害を生じることもあることを学習しました。