トピックス/
2022.12.01
12月に注意してほしい感染症は・・・
No1:ノロウイルス感染症
No2:RSウイルス感染症
No3:インフルエンザ
今回はノロウイルスについて・・・
ノロウイルスに感染することによって嘔吐・下痢・発熱などの症状を引き起こす病気です。秋から春にかけて流行する感染性胃腸炎の1つであるとともにノロウイルスは食中毒を引き起こします。
症状】
主な症状は、はき気・嘔吐・下痢(あまり高熱にならない事が多い)そのほか腹痛・頭痛・寒気・筋肉痛・だるさ・喉の痛みなどがみられるケ-スある
潜伏期間】
1~2日と他の感染症と比較しても短く、症状持続期間も数時間~2日と短い
治療法】
特効薬はなし 水分補給は十分に(脱水状態に陥る事がある)
整腸剤・解熱剤などの薬物療法・脱水予防改善の為の点滴医療といった対象療法
感染経路】
食中毒としての経口感染が良く知られているが、無症状病原体保有者と直接もしくは間接的接触感染や、嘔吐物や汚物を介して飛沫感染等が人から人に感染する
感染力は非常に強く、ごく少量のウイルスが体内に侵入しただけで感染する為注意しましょう
予防方法】
ノロウイルスにはワクチンはありません
※牡蠣やアサリなどの二枚貝は火を通してノロウイルスを死滅されて食べる
※調理器具の衛星管理を徹底し飲食物にノロウイルスを付着させない
最も重要で効果的な方法は流水・石鹸による手洗い・マスク着用など基本的な感染対策
ノロウイルス抗原検査では、便の中にノロウイルスが潜んでいるか簡易的に調べる検査で、専用の検査キットで採取した便にウイルスが潜んでないか?薬を付着させて反応を見る。重症化しやすい3歳未満・65歳以上は健康保険が適応されている。
気を付けて・・・
貝類の内臓を含んだ生食は特にノロウイルス感染の原因になる事は知っておこう(高齢者・乳幼児は避ける方が無難)
調理や配膳の前と後には充分に流水・石鹸で手を洗ってから行う
嘔吐物・下痢便の処理
知ってて・・・
衣類や物品の嘔吐物を洗い流したい場合の消毒・・・
次亜塩素酸系消毒剤(濃度200~1000ppm)(商品名:ピュ-ラックス・ミルトン)
家庭用漂白剤(約50~200倍程度に薄めて)使用する(商品名:ハイタ-・ブリ-チ)
看護部担当:水島・川真田