院内研修会
2022.08.27
8月24日に「発育性股関節形成不全」のテーマで院内研修会を実施しました。
発育性股関節形成不全とは先天性股関節脱臼だけでなく、亜脱臼や将来脱臼をきたす可能性を有する臼蓋形成不全を含めた脱臼準備状態にある股関節すべてが含まれます。
その発生に要因に遺伝的要因(家族歴のある例に多い)、性差(女児は男児の5~7倍)、子宮内の胎児の異常位(単臀位の骨盤位に多い)、出生後の股関節、膝関節伸展位保持などがあります。
4か月健診で股関節の開排制限、大腿皮膚構の非対称、家族歴がある、女児である、などがあれば専門医に紹介となります。
治療では乳児期以後で脱臼があれば装具装着や牽引などの入院治療が必要で、整復が困難な場合は手術となる例もあるようです。