6月22日に「OA以外の関節疾患」のテーマで院内研修会を実施しました。OA以外の関節疾患として、痛風、偽痛風、神経病性関節症（シャルコー関節）、透析に関連した骨関節症（アミロイド関節症、破壊性脊椎関節症）をとりあげて研修しました。

痛風では、アルコール摂取が関わりますが、その飲料の中に含まれるプリン体の量よりも、アルコールそのものが体内でプリン体の産生を促し、アルコール摂取量が問題となることを学習しました。

偽痛風は高齢者に多く、炎症が強いと全身症状を伴い、白血球増多、ＣＲＰ上昇、血沈亢進を伴うこともあることを知りました。

神経病性関節症では、最近では特に糖尿病に起因するものが多く、足の小関節に発症することが多いことを知りました。

透析に関連するものは、アミロイド沈着は脊椎にも生じ、椎間板、椎間関節、靭帯が破壊され、脊椎の不安定性をきたすことがあることを学習しました。