ワンポイント
2022.05.16
関節リウマチとは
関節リウマチは、本来は自分の体を守る免疫の働きが何らかの原因で異常をきたし、自分自身の正常な細胞や組織を攻撃することによって起こる自己免疫疾患と呼ばれる膠原病の一つです。
関節リウマチでは、関節を包んでいる滑膜に炎症が起こります。長期間炎症が起こると、軟骨や骨の破壊が進んで、関節の機能低下や変形が現れることがあります。
30代〜50代の働き盛りの年代に多く、女性に発病しやすい傾向がありますが、近年では性別に関係なく高齢で発症する人が増加しています。
また、喫煙や歯周病などの環境要因や遺伝の影響も報告されています。
症状
腫脹・疼痛関節部位
発症する部位も発症年齢によって異なることがあります。
◎若年発症リウマチ(40歳代中心)
→手や足の指などの小さい関節が対称性に数多くみられる
◎高齢発症リウマチ(60歳以上)
→肩・膝などの大きい関節の腫れ、痛み
経過
関節リウマチの関節破壊は発症早期に急速に進行することが分かってきました。
最近の治療の進歩により、早期に適切な治療をすれば関節破壊の進行抑制が期待できるようになりました。
そのため、早く治療を開始し、関節が破壊されないようにすることが大切です。
詳しくはお近くのスタッフにお尋ねください。
担当:小山・宮本