院内研修会
2022.05.09
4月27日に「関節リウマチ」のテーマで院内研修会を実施しました。
関節リウマチは、本来自分の体を守る免疫の働きが何らかの原因で異常をきたし、自分自身の正常な細胞や組織を攻撃することによって起こる自己免疫疾患であり、関節に炎症を引き起こす物質としてTNFαやIL6などのサイトカインが重要であることを学習しました。
関節リウマチの発病は40歳代がピークですが、最近、高齢で発症する例が増えており、その特徴は膝、股関節など比較的大きな関節に炎症をおこしやすいことを知りました。
関節リウマチは発症すると早期に進行することがわかってきており、いかに早期に診断し、早期に適切な治療をすることで、関節破壊を抑制することが可能で、臨床的にも構造的にも機能的にも寛解をめざすことが重要であることを研修しました。