院内研修会
2021.09.28
9月22日に「肘関節の機能解剖と肘関節小児疾患」のテーマで院内研修会を行いました。
まず肘関節を構成する骨、靱帯、筋肉、肘周辺の神経の構造、機能を学習し、そのいずれもがエコーにより把握でき、肘周辺の疾患の診断、治療にエコーは欠かせないものと知りました。
疾患では肘内障と野球肘について研修しました。まず、肘内障では、診断が重要で、骨折や肩、手首の外傷と間違えないことが重要で、特に、受傷機転の問診が重要であることを知りました。
野球肘では、特に投球動作のコッキング後期から加速期初期における、内側にかかる牽引力、外側にかかる圧迫力により、内側側副靭帯の損傷、上腕骨小頭の離断性軟骨炎がおこりやすいこと、いずれもエコーにより診断可能であることを学習しました。
最後に理学療法士の先生方にエコーによる肘周囲の骨、靱帯、筋肉、神経の診かたを教えていただきました。