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2021.04.01
日本の伝統食材「梅」には身体に嬉しい様々な効果があります。
【梅の効能】
・ミネラル(カルシウム・リン・鉄分など)
人間の体を形成しているものの中にはミネラルという栄養素が含まれています。ミネラルが不足するとバランスを崩しいろんな病気を引き起こしてしまいます。
梅にはミネラルが豊富でミカンやリンゴよりも多く含まれています。
・有機酸(クエン酸・リンゴ酸)
エネルギー代謝が上手くいかないと栄養素の不完全燃焼がおこり疲れを感じやすくなります。有機酸は糖質の代謝を促し活性化させる効果があり、疲労回復だけでなく腰痛や肩こりなどの緩和・老化防止・疲れにくい体作りにも役立つことが期待できます。
その他にも吸収率の低いカルシウムや鉄の吸収を促しカルシウムが骨から持ち出されるのを防ぐ働きがあると言われており毎日梅を食べることでカルシウム定着率が徐々に高まっていくことが期待されます。
・ムメフラール
ムメフラールとは加熱した梅製品に含まれている糖とクエン酸が結合し作られる成分。
血流を改善し血栓予防・動脈硬化等の生活習慣病の予防に役立つと考えられています
また血液中のコレステロールが溜まるのを抑え老廃物の排出を促進し疲労回復も期待でき、新陳代謝が活発になるので老化の抑制にもなります
猛毒に注意!!
梅にはたくさんの効能があることがわりましたが、そのまま食べることはできません。
青梅にはアミグダリンという成分が含まれていて、胃腸などで分解されるとシアン化水素という猛毒に変わります。この成分は梅が熟すにつれ減少し梅干しなど加工することにより健康に影響のない量になります。
もどきに要注意!!本物の梅干しの選び方!!
近年、減塩調理を施した「調味梅干」と呼ばれる梅干し(もどき)が一般的になってきました。
市販されている昆布梅・鰹梅・はちみつ梅などは調味梅干に分類されます。
普通の梅干に見えてもラベルに「調味梅干」と記載されていることもあります
減塩という言葉が流行し、それらを好む人が多くなりましたが、減塩する事により保存性が減少しそれを補うために様々な添加物により味を調え、保存性を補っています。
嗜好品としてであれば調味梅干でもよいが、健康や美容の為に食べるのであれば伝統的な梅干でなければ意味がありません。
梅干を選ぶときはぜひ原材料まで気を配ってみてください。
子供から大人までおすすめ!
梅シロップの作り方!!
1 材料を用意します
青梅1kg・氷砂糖 1kg・4リットル瓶・竹串
〈ワンポイント〉
梅シロップにピッタリな青梅は青くて爽やかなものが美味しく作れるので「すっきり」か「標準」を選んで下さい。おすすめは「無選別青梅」です。
2 青梅をきれいに洗う
流水で洗うのがいちばんいいです。
3 アク抜きをします
丁寧に洗い終わったらたっぷりのお水(2リットル以上)に1時間~2時間程度漬けてアク抜きをします。
4 きれいに水を拭き取る
きれいなタオルでしっかりと水気を取りましょう。
5 青梅のヘタを取る
竹串を使ってヘタを1つ1つ丁寧に取り除きます。
竹串を使うのは梅は金属を嫌うといわれているからです。
6 冷凍庫で一晩寝かせる
ビニール袋に入れて冷凍庫で一晩以上寝かせましょう
青梅を冷凍庫に入れることで繊維が破壊され梅のエキスが出やすくなります。
7 青梅と氷砂糖をビンに入れる
青梅と氷砂糖を交互になるように入れていきます
青梅は放り込むと潰れるので丁寧に入れましょう
8 後は待つだけ!!
冷暗所で保存してください。
氷砂糖が溶けやすくなるように毎日ビンをゆすってください。
1週間~10日で出来上がりです。
保存料・添加物なしなので生の梅は腐ってきます。10日目ぐらいまでには取り出しましょう
9 アクをとってできあがり
実を取りだしたら目の細かい布でこして、弱火で15分程火にかけます。
沸騰しないように気をつけながらアクをすくいます
火を止めて冷ましたら完成です。
5月下旬から青梅が販売されるようになります。
健康の為にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?