トピックス/
2021.02.01
2・3月のトピックスは、リハビリ助手が担当します。
暦の上では立春ですが、まだまだ寒さ厳しく春が待ち遠しい日々です。
コロナ禍で、休校やオンライン授業、また部活動の試合中止など、思い描いていた学校生活とは違ったものとなってしまった学生たちも、卒業の季節となります。
今回は、年代別に「思い出に残る卒業式の歌」について調べてみました。
皆様、卒業式でどんな歌を歌いましたか?
すべての年代で『仰げば尊し』『蛍の光』がトップ3に入っています。
20代では『旅立ちの日に』が1位に!
そして『3月9日』や『大地讃頌』があげられました。
40代以上では『贈る言葉』が3位となりました。
学園ドラマの影響が大きいかもしれませんね。
『仰げば尊し』は、1884年(明治17年)に発表された唱歌です。
卒業生が教師に感謝し学校生活を振り返る内容の歌で、特に明治から昭和にかけては学校の卒業式で広く歌われ親しまれてきました。
♪~♯~♭~
仰げば尊し 我が師の恩
教えの庭にも はや幾年(いくとせ)
思えばいと疾(と)し この年月
今こそ別れめ いざさらば
互いに睦(むつみ)し 日ごろの恩
別るる後にも やよ忘るな
身を立て 名をあげ やよ励めよ
今こそ別れめ いざさらば
朝夕馴れにし 学びの窓
蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき)
忘るる間ぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば
♪~♯~♭~
90年代半ば以降から「仰げば尊し」の使用が減った理由としては、歌詞に古語を多く含むため小学生にはわかりにくいということや、教師を賛美する内容が時代にそぐわないという事があるようです。
とは言え、「仰げば尊し」の歌詞を目にし、メロディーを聴けば、寂しさと喜びの入り混じった卒業式独特の感情に包まれることと思います。