トピックス/
2020.08.01
令和2年8、9月 トピックス
今回は、理学療法士チームが担当します
~かくれ脱水にご用心~
気づかないうちになる人が増えています
脱水症は進行するまで、これといった症状が出にくいのが特徴です。深刻な脱水状
態の一歩手前で症状が出ていない状態を「かくれ脱水」と呼びます。
脱水症へ移行する前段階、「かくれ脱水」をチェックしてみましょう
☐ 皮膚が、かさつくようになった。皮膚につやがなく、乾燥している。
☐ 口の中がねばつく・食べ物がパサつく・つばが少なく、飲み込みにくい
→かくれ脱水のサインは、最初、粘膜や皮膚に現れる
唾液も不足がちで、唾をのみにくくなることも特徴です
☐ 便秘になった・あるいは以前よりひどくなった・下剤や便秘薬を使う頻度が増えた
→便秘の要因の一つに便に含まれる水分が減ってきたことが挙げられます。
水分は水やお茶だけでなく、食事からも摂取しています。
3度の食事がきちんと摂れていること、
食事からの水分や電解質の摂取が十分できているか確認しましょう。
☐ 皮膚の張りがなくなった・手の甲をつまみ上げて離した後に、つまんだ跡が3秒以上も残る
→皮膚の弾力性がなくなっています。
皮膚に十分な水分が含まれていれば、つまんだ皮膚はすぐに元の状態に戻ります
☐ 足のすねにむくみが出るようになった。靴下のゴム跡が脱いだ後に10分以上も残る
→むくみは「かくれ脱水」のサインです。
むくみは本来血管内にある水分が減って、血管外へ出ていることで起こります。
血管内にあって機能維持に役立つ水分が、
その分だけ減っている(脱水状態)ということになります。
「かくれ脱水」を予防するには?
★水分と栄養を補給する
★室温を上げない 熱をためない
★体温を上げない
担当 森岡