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2020.04.01
令和2年4・5月の担当は、リハビリ助手です。
皆様に馴染みの深い端午の節句について調べてみました。
端午の節句の歴史は古く、その起源は奈良時代からと伝えられています。
当時は、病気や災厄を避けるための行事が行われる重要な祭日で、宮廷では「菖蒲」を飾り、薬草を配ったり、練武の催しを行ったりしました。
現在の様に男の子の節句になったのは、「菖蒲」の音が「勝負」や「尚武」に通じるからと言われています。
お祝いの仕方としては、鯉のぼりや五月人形を飾ったり、ちまきや柏餅などでお祝いをしたり…地域によって様々です。端午の節句について調べてみました。
端午の節句には男の子らしい鎧や兜、刀、五月人形、金太郎などが飾られます。勇ましい武具の飾りは男の子の体を守る、という意味合いもあります。
鯉のぼりを飾る風習は江戸時代に始まったそうです。鯉は厳しい環境の中でも生きていくため、鯉のように強く育つようにとの願いが込められています。
また、鯉はまないたの上でもビクともしないことから、潔い魚と考えられていました。そんなことから男の子の立身出世を表わすには最もふさわしい魚と考えられ、鯉のぼりの飾りとして取り入れられたのでしょう。
岐阜県恵那市富田の鯉のぼり
端午の節句といえば、「ちまき」か「柏餅」を思い浮かべる方が多いと思いますが、その勢力は大きく分けて、西日本ではちまき、東日本では柏餅が優勢です。
「ちまき」は、お餅・お米・お団子などを茅(ち)萱(がや)・笹・葦などでくるんだもの。
中国伝来とされていますが、手軽にできて日持ちすることから日本でも古来より作られていたと言われます。茅萱は夏越の祓などにも使われる神聖な植物。その生命力にあやかり邪気を払おうとしたのですね。
「柏餅は、お餅で小豆やみそでできたあんをくるみ、さらに柏の葉で包んでから蒸したもの。地域によって、小豆あん・塩あん・みそあんなどがあります。柏の葉には殺菌効果や保湿効果があるなどの利点もあって使われたようです。また、柏の木は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄の縁起物とされました。
全国各地の端午の節句のお菓子を紹介します。
お楽しみいただけましたでしょうか? 皆様も楽しい節句をお過ごしください。