１月２２日に令和２年最初の院内研修会を行いました。テーマは「温熱療法について」で理学療法士の森岡先生から講義を受けました。

温熱療法とは熱、電磁波、音波などの熱エネルギーの作用で循環や疼痛の軽減を図る療法であり、種類では、比較的浅い所に効果のあるホットパック、赤外線と、比較的深部に効果のあるマイクロ波、超音波があることを学習しました。

次に、温熱療法の局所的作用には血管拡張、軟部組織の伸張性増大、神経伝導速度の増大があり、全身的作用として、心拍数の増加や心拍出量の増加、血圧降下などがあることを知りました。

様々な有効性がある反面、急性炎症、悪性腫瘍、感覚障害、出血傾向、循環障害など禁忌となる場合も多く、注意を要することを研修しました。