ワンポイント
2019.11.01
(( その中から皆様に役立つポイントを紹介します! ))
膝関節は下肢の中間にあり、骨性の安定性に乏しく、覆っている軟部組織が少ないにもかかわらず、体重を支えたり、走ったり、跳んだりする運動の中心的役割を果たす関節です。
負荷も掛かりやすく、力学的な障害を受けやすいです。
人体で最も大きな関節で、膝の安定性のほとんどは半月・靭帯・筋肉を中心とした軟部組織に頼っています。
膝関節の動きは屈伸が主体です。歩行時にかかる荷重は大腿脛骨関節(FTJ)で体重の2~3倍、膝蓋大腿関節では0.5倍となり、走行や階段昇降でさらに増加します。特にFTJでは階段昇降時には5倍に増加します。
☆大腿四頭筋は…【筋力強化が大切!!強化方法が知りたい方はお声かけ下さい!】
☆ハムストリングスは…【ストレッチが大切!!ストレッチ方法が知りたい方はお声かけ下さい!】
膝の屈曲は多くの日常生活動作に必要です。
■平地歩行
70°の屈曲が必要
■階段昇降
95°の屈曲が必要
95°以上屈曲できないと、一段ずつの昇降になる
■椅子からの立ち上がり
105°の屈曲が必要
105°以上屈曲できないと、イスから立ち上がりにくい
■自転車漕ぎ
110°の屈曲が必要
■正座
150~165°の屈曲が必要
小山・河野
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