お知らせ
2019.07.27
関節リウマチのリハビリ(運動療法)について
※リハビリテーションの重要性
・関節リウマチの治療は薬物療法を中心に進歩しており、寛解に持ち込む事が可能。結果として、治療目標は構造的寛解や機能的寛解へと高くなってきている。
・機能的寛解は日常生活動作を向上させる事が重要で、廃用性筋萎縮や関節拘縮はたとえ生物学的製剤によって臨床的寛解になっても、リハビリテーション治療をしなければ改善しにくく、ADLの向上は得られない。
・その為、リハビリテーション治療の適応となる事が多いのが現状。日常生活動作の向上や寛解はリハビリテーションが大切。
リハビリテーションの意義
・関節炎の進行を抑制し、関節機能を維持する
・早期からの運動療法による拘縮・筋力低下予防
メリット
・筋力および心肺機能を指標とした身体機能の向上、日常生活動作障害の改善
・運動負荷による関節破壊の進行や痛み、疾患活動性の増加は見られない
目的 効果
①疼痛の軽減
②関節可動域の維持・改善
③筋萎縮の予防
④筋力の維持・強化
⑤血行の改善
⑥姿勢の維持・改善
⑦ADLの維持・向上
自宅での運動について
可動域運動、筋力の維持、関節の変形予防の為に無理のない指導を行う。
①可動域訓練を主体②筋力増強訓練は低負荷で③簡単に行える内容④過負荷チェックの指標を自 覚的な痛みと疲労感⑤運動を習慣化
理学療法
・腹式呼吸(呼吸筋強化)・筋のリラクゼーション(ストレッチ)、頸椎、肩関節、肘関節、手関節、手指、股関節、膝関節、足関節、足趾 ・関節可動域訓練・筋力増強運動