院内研修会
2019.03.05
2月13日に「手関節と手」のテーマで院内研修会を行いました。まず、手にはつまむ(pinch)、握り(grasp)動作の機能だけでなく、立体的に認知する立体認知(stereognosis)機能をもち,繊細な作業(fine work),重量物の挙上(heavy work)も可能にすることを知りました。
手関節の屈伸で、伸展には橈骨手根関節が67%関与し、屈曲では手根中央関節が60%関与しており、尺骨と手根骨間は三角線維軟骨複合体が介在し関節を形成していないことを学習しました。
突き指の20%に骨折、靭帯損傷、脱臼など医学的に治療が必要な病態が含まれており、背側脱臼の一部を除き、「引っ張ると治る」は迷信であり、骨折や靭帯損傷に対してはかえって危険であることを知りました。