ワンポイント
2019.02.04
痛みには、急性痛と慢性痛があります。
急性痛:原因が明確で、発症してから3カ月以内のもの。
基本的に回復するが、再発もある。
慢性痛:急性痛に神経障害性疼痛や心因性疼痛が複雑に絡み合う。
要因が確認できないが痛みが続いている状態。
【感作】同じ刺激に対する痛みの反応性が増強する現象のこと。
神経障害性疼痛では末梢・中枢神経感作が病的に持続してしまっている可能性が指摘されています。
これまでは、痛みの発生には安静第一という考え方でした。
現在では一定期間の安静後できるだけ体を動かし、同時に薬物療法を行ってくという考えに変わってきています。(安静が長期間になることで痛みの閾値が低下する)
慢性痛の治療には、個々の目的に合わせた目標を設定しリハビリテーションに積極的に参加し心理的なケアも受けながら、少しずつ動かす部位・範囲・強度を広げていくことが必要です。
近年、運動は下降性疼痛抑制系、内因性オピオイドなどの鎮痛メカニズムを賦活させる効果があると言われています!!
物足りない程度の継続できる運動量が大事!
質問はスタッフまでお気軽にお尋ね下さい。
担当:宮脇・池田