ワンポイント
2018.12.25
一般的に言われる「肩関節」とは 肩甲上腕関節 をさしますが、大きくは
胸鎖関節・肩鎖関節・肩甲上腕関節
(解剖学的関節:関節包や軟骨など(関節構成体)で覆われている)
肩峰下関節・肩甲胸郭関節
(機能的関節:関節構成体を持たないが、機能的に大切で肩の痛みや可動域の制限の大きな原因となる)
の5つの関節の総称です。
肩峰下関節は、肩甲上腕関節の上方と肩峰の間を指し、「第2肩関節」とも呼ばれる機能的に重要な関節。
ここにある肩峰下滑液包は、肩関節の動きを滑らかにする働きがある。
肩関節は、これらの働きにより人体で最も大きい可動域を持ちます!
代表的な疾患として、今回は「凍結肩」を取り上げます。
昔は、50歳位に生じた肩の痛みを「五十肩」と呼んでいましたが、エコーやMRIなど検査の発達に伴って、徐々に痛みや可動域制限を引き起こしている原因が明らかになった疾患が出てきたため、最近では、一般的に言われる五十肩と区別して
「中高年に発症する 明らかな誘因がない、肩関節の痛みや拘縮(可動域制限)をきたす疾患」を
凍結肩と呼びます。
「肩関節周囲炎」や「癒着性関節包炎」ということもあります。
症状 炎症期 動作時の痛みから始まり、徐々に安静時や夜間も痛みが出現。動かしにくくなる。
※何か分からないことがありましたら、お気軽にスタッフにお尋ね下さい。
中井 ・ 藤本