ワンポイント
2018.09.10
「股関節安定化筋」
大腿骨頭の角度は約125°であり、この方向に対し張力を発揮するのは梨状筋が挙げられる。梨状筋は、仙腸関節と股関節をまたぐ2関節筋であるため、仙骨の固定がなければ股関節の安定化筋としては働きにくい。
そのため股関節を安定させるシステムとして、他の筋の合力で大腿骨頭を寛骨臼に押し込んでいる。この時に働くのが股関節安定化筋である。
①の方向に運動したいが筋肉が小さく①のみを鍛えることが難しい。そのため②と③の方向の筋肉を鍛える事で①の正しい方向に導いていきます。
「訓練方法」
上記②の外転筋の運動は、下の股関節外転(中殿筋)を行う。
※股関節外側やや後方がしんどくなる。
上記③の外旋筋(深層外旋六筋)・恥骨筋(内転筋)の運動は、下の股関節内転(恥骨筋、短内転筋)、股関節外旋運動90°パターンを行う。
・股関節内転運動
※下側の股関節内側付け根がしんどくなる。
・股関節外旋運動90°パターンを行う
※何かわからない事があれば気軽にスタッフまで聞いて下さい。
担当 松山 小山