院外研修会
2018.06.27
2018年6月23日(土)に大久保病院で行われた、明石運動器リハビリテーション研究会の定例勉強会に参加しました。
山本秀一郎先生と中川祐喜先生から「脳から考える慢性疼痛に対するリハピラティス」というテーマで講義して頂きました。
まず座学にて慢性疼痛と一般的な疼痛の違いを教えて頂きました。神経伝達の方法や脳のどの部分で痛みを感じているかなどメカニズムについて大変参考になりました。
さらに、慢性痛では情動とも関係が強いことが分かり、実際には痛みが無くても痛いと声に出すだけでも以前の痛みを思い出し慢性痛に発展してしまうと聞いた時は、とても驚きました。
もっと問診時に注意をはらい簡単に防げる痛みもあるのではないかと感じました。
次に実技ではリハピラティスという概念である、個々の筋肉を本来あるべき状態へ回復しエクササイズを提供して運動能力を向上するという考え方に合わせた運動方法を、自分でも体験しながら教えて頂きました。
いろいろな声掛けや運動方法を患者様に還元していきたいと思います。
整形外科リハビリクリニック 理学療法士 古賀田 万典