ワンポイント
2018.01.30
平成30年1月17日『足関節の特徴と周辺の外傷』勉強会をしました。
☆足関節後方に接して長母趾屈筋腱 (母趾を曲げる筋)が走り、この腱の運動制限と足関節の関節可動域制限との関連性が指摘されている。 ギプス固定中の母趾運動が重要です。 |
足関節捻挫(新鮮内がえし捻挫)の病態
足関節外側靭帯の機能解剖 3つの靭帯から構成される前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯 ☆前距腓靭帯の強度は踵腓靭帯より小さい。足関節底屈位では前距腓靭帯が、前方動揺性をも制御する。 |
受傷機序と靭帯の損傷型
足関節外側側副靭帯損傷は足関節底屈位で足部の内がえしが強制されて生じる。まず前距腓靭帯が最初に損傷され、さらに外力が加わると踵腓靭帯・後距腓靭帯の順に断裂する。
損傷型Ⅰ度:靭帯線維の微小損傷・足関節の不安定性なし
Ⅱ度:靭帯の部分断裂・足関節の不安定性なし
Ⅲ度:靭帯の完全断裂・不安定性あり・歩行困難となりやすい
手術の適応もある
足関節を捻挫された時は、RICE
R:(Rest)安静 I:(Ice)アイシング C:(Compression)圧迫 E:(Elevation)挙上の
応急処置し早めに医療機関を受診してくださいね。
【質問などあればお気軽に声かけて下さい】
担当:水島・柴田