平成29年12月13日『足部の機能について』勉強会をしました。|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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院内研修会

平成29年12月13日『足部の機能について』勉強会をしました。

院内研修会

2017.12.28

平成29年12月13日『足部の機能について』勉強会をしました。

 

<足の解剖(骨、靭帯、筋肉)>

※7個の足根骨、5個の中足骨、14個の趾骨の合計26個からなり

左右で52個。成人の骨格は約200個の骨で構成

※足部は筋組織が比較的少ないため外側靭帯、三角(内側)靭帯・二分靭帯

などの靭帯に頼っている。

<足の役割>

各々の骨は互いに関節を形成しそれぞれに可動性を有していますが、

1つ1つが靭帯や筋肉、腱などの軟部組織で支持され、荷重による強い

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衝撃にも耐え得る力学的に安定した頑丈な構造をしています。

数多くある足の構造と機能のうち“足のアーチ構造”の役割を紹介します。

足部のアーチには内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチがあり

これらのアーチは、歩行などの衝撃を和らげるクッション・歩いたり走ったりするためのバネの働きがあります。

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内側縦アーチ(土踏まず) 外側縦アーチ 横アーチ
役割 歩行時の衝撃吸収 足部のバランスに関与 緩衝作用と体重支持
重要な筋 後脛骨筋 長腓骨筋 後脛骨筋・長腓骨筋
バランスを崩すと 偏平足 O脚、膝・股関節・腰痛 開張足

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<アーチの機能改善と強化のトレーニングの紹介> 

横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチに沿ってボールを転がす

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ボールを使った運動母趾と小趾の外転筋強化

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アーチの破綻した足においては、クッションやバネの役割が失われているため、多くは疲れ易く、歩きにくいといった症状を伴うようになり、また、足底に胼胝(たこ)が出来ている人の多くもこのアーチ構造の破綻が原因となっています。

このように、足のアーチ構造は歩くことにおいて大変重要な機能を持っており、外反母趾をはじめ、アーチの低下が原因と思われる方は是非一度、診察をお勧めします。

担当 川真田 弘田