トピックス/
2017.08.01
平成29年度 8、9月分トピックス
今回は リハビリ 理学療法士が担当します。
毎日暑い日が続いています。この時期、気を付けたいのが熱中症です。
熱中症になると、よく「筋肉痛が起こる」 「手足がつる」 「筋肉が痙攣する」という症状が出ます。また熱中症のならないまでも、「暑くなると、よく夜中に足がつる」という訴えをよく耳にします。
高温多湿の中で、短時間に大量の汗をかいて、水だけを補給した場合に、「筋肉痛」や「手や足の痙攣」、「こむら返り」などの症状が出やすくなります。
汗をかくことにより、水分だけでなく、電解質も失われることになり、血液中の塩分(ナトリウムなど)が失われると、太ももや、ふくらはぎ、腕、腹などの筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。
電解質とは、ヒトの体内の水分に含まれる、ナトリウムやカリウムなどのイオンのことです。
体内に溶け込んでいて、全身の細胞の水分量の調節や筋肉の収縮、神経の伝達などを支えています。電解質は身体機能の維持に重要な為、汗をかくことで水分とともに大量に失うと、体はそれ以上の電解質の損失を防ぐために発汗を止めてしまいます。すると体温上昇にブレーキがかからなくなってしまいます。
そのため、どんなに水分だけを補給しても、電解質を補給しなければ、体は電解質濃度を維持するために、水分のみ汗や尿として排出されてしまうそうです。
暑いさなか、ボーっとしてきた、めまいがする、手足がつる、手足が冷たくなるなどのサインが出たら、水分と電解質が失われているかもしれません。
効率よく、水分と電解質を取るには、市販のスポーツドリンクか経口補水液、ミネラルウォーターが良いでしょう。スポーツドリンクは糖分が多いので、カロリーを気にする方は、スポーツドリンクをミネラルウォーターで割ったものが良いでしょう。