お知らせ
2016.10.22
体幹の重要性(インナーユニットとは)
身体の幹になる部分を体幹と呼び、腹横筋、横隔膜、骨盤底筋群、多裂筋という腹部を取り囲む4つの筋を(インナーユニット)とも呼ばれています。そもそも胴体には上部には肋骨が、下部には骨盤があり、姿勢や内臓を支えています。しかし、肋骨と骨盤の間のお腹にはその役割をする骨がなく、代わりにインナーユニットがコルセットのように働くことで内臓や姿勢を支えているのです。そのため衰えると、姿勢が維持できなくなったり、内臓が下垂しやすくなります。(下腹部がポッコリお腹)
また、インナーユニットは立ったり、座ったり、歩いたりとあらゆる動作をするときに使われます。そのため、正しく働かないとスポーツではパフォーマンスを最大限に発揮出来ず、日常生活では痛みや疲れが出やすくなるなど様々なトラブルが生じやすくなります。
ストレッチポールとは
そこでこのたび当院に導入したストレッチポールを説明します。長さ約1m、直径約15㎝の円柱状のポールで適度な硬さがあります。ストレッチポールに乗って寝ると筋肉が自然と緩みます。そこからエクササイズをすることで肩、肩甲帯や胸郭、骨盤、股関節などの骨格や関節が正しい位置に戻り、インナーユニットを活性化します。また背骨の配列が整うことにより、姿勢よく、体が本来あるべき状態に戻していきます。その結果、痛みやこり、冷え、不眠など不調も改善しやすくなるのです。
ストレッチポールの効果
①緊張がほぐれにくい筋肉まで緩めて完全なリラックス状態に導く
②筋肉が緩むことで骨が本来の正しい状態にリセットされる
③自然と肋骨が左右に広がり、空気が取り込みやすくなり、呼吸が深くなる→リラックスを促す副交感神経が優位になり睡眠の質向上
④体がストレスから解放され、脳がリラックス
どんな方に使うのか?
ストレッチポールは整形疾患の改善はもちろん障害予防やスポーツのパフォーマンス向上な
ど当院に来院されている皆様に活用頂けるのではないかと考えています。
健康を自分自身で守るという意識をもつきっかけになり、自分の体を自分の力で『本来の状態に戻す』『整える』ことを習慣にしていくことで『自分の体の状態に気付きをもつ』ことが
でき、整えた体の状態を維持し、姿勢が良くなると、怪我の予防、疲労の軽減、運動効率が上がるなど多くの効果が期待出来ます。ぜひ健康のためにはじめてみませんか?