トピックス/
2016.07.12
阪田整形外科リハビリクリニック 6月分トピックス
今回は理学療法チームが担当します
水ダイエットの効果
水を飲むと美容や健康に効果的と聞きますが、本当のところはどうなのか調べてみました。
具体的には
① 水を飲むと基礎代謝が上がる
水を飲むと、体温は一時的に低下します。この時、人間の機能には下がった体温を戻そうとする働き(恒常性機能)があるため再び体温を上げようとします。体はエネルギーを消費して体温を戻そうとする訳ですから、基礎代謝が上がることにより、消費カロリーが上がり、体温も上がることになります。
体温が1度上昇すると代謝は約12%上昇するそうです。代謝がよくなれば脂肪を燃焼しやすい体質になるということにもなります。また体温が1度下がると免疫力は30%低下するそうです。健康維持のためにも水を飲んで代謝を上げることが大切です。
② 食欲の抑制
水を飲むことで一時的な満腹感を得ることができます。また、胃液が少し薄まるので、食欲が抑制され、食べすぎを防ぎます。
③ 肌の透明感が上がる
人の体は60%の水分でできています。人の皮膚は薄いので、見た目の肌の透明感は体内の水分の透明度によるところがあります。きれいな水分で満たせば、肌の透明感は上がることになります。
④ ニキビや吹き出物の解消
水を飲むことで、ニキビや吹き出物の原因となるアクネ菌を排出することにより、解消することができるそうです。
⑤ 乾燥肌、シミ、小じわ、たるみの解消
乾燥肌の原因は細胞に含まれる水分量の低下が考えられます。乾燥肌は、新陳代謝のスピードが鈍るとされ、シミの原因になり、皮膚の角質層の水分量が少ないため、しわの原因にもなります。
水分量を改善すれば、肌の潤いが保たれ、乾燥肌は予防できます。
⑥ リンパの流れを良くする効果
人の体内を網の目のように、通っているリンパ管は体内の老廃物を循環させ、血液に送り込む働きをしています。つまり、リンパ管の流れが良好であると、老廃物の流れもよくなり、尿や汗と一緒に排泄させることができます。
水分をとることにより、リンパ管の流れを良くすることは大切なようです。
⑦ 便秘の解消
水を多くとることで、便を柔らかくし、排出しやすくなります。
⑧ 血液がサラサラになる
血液の約50%は水分でできています。血液内の水分量が減ると、ドロドロ血になり、血流が妨げられることで、脳血管障害や、心筋梗塞などいわゆる生活習慣病になりやすくなります。水分をとることで、血液をサラサラにし、生活習慣病を防ぎます。
水分をとることで様々なメリットがあるようですが、1日に一体どのくらいの水をとるのが良いのでしょうか?
★ 文献をいろいろ読みますと、平均2から3リットル飲むとよいとされています。かなり大変な量と思われますが、もちろん一度に大量に飲むことは勧められません。
コップ1杯程度の量をこまめに飲むことが大切なようです。
一度、お試しになってはいかがでしょう?