12月のワンポイントアドバイス|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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12月のワンポイントアドバイス

ワンポイント

2015.12.15

12月2日(水)曜日【大腿骨頚部骨折】について院内研修会をしました。
大腿骨頚部骨折【足の付け根の骨折】は折れる場所により関節の内側・外側に分けられます。
【大腿骨頚部内側骨折】
☆骨粗鬆症を有する高齢者(平均80歳)に多発し、癒合しにくい骨折です。
癒合しにくい理由は:
・関節内骨折で、骨折部に外骨膜がないため骨膜性仮骨が形成されない。
滑液が骨折部に流入して骨癒合を妨げる。
・骨頭部への血行は主に頸頚部から供給されるので、骨折による血行が絶たれ骨頭部は阻血状態になる。
・骨折線は垂直方向に走りやすいので、両骨片間にずれが生じやすい。
・高齢者に多発するので、骨再生能力が低い。

股関節H27.12

【大腿骨頚部外側骨折】
☆明らかな転倒・転落で生じ、癒合しやすく内出血もするため全身状態に影響が出やすい骨折です。
特徴:
・関節外で骨折がおこる。
・血流が豊富な海綿骨の部分で、骨癒合の条件は良い。
・受傷時の外力は内側骨折より強いことが多い。
・内側骨折より少し高齢者に多く(平均84歳)全身の合併症は多く早期離床が必要。
【大腿骨頚部骨折の治療と予防】
治療:大腿骨頚部骨折は高齢者が多く、全身的な合併症を有するものが多い。長期の臥床により痴呆・肺炎・
衰弱・尿路感染症などが増悪して寝たきり、致命的になることがあるため、1日も早く受傷前の生活
レベルに戻すことが大切です。
予防:転倒しない為の筋力強化・骨粗鬆症の治療などをしっかり行うことが重要です。
                                                                    しっかり予防し楽しい日々をお過ごしください。

                                                                                                                      担当)師長水島・川真田