10月のワンポイントアドバイス|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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10月のワンポイントアドバイス

ワンポイント

2015.10.30

「足関節周辺の外傷」のテーマで院内勉強会を行いました。
その中から身近な「足関節の捻挫」についてまとめてみました。

 

足関節捻挫は、

足を底屈(足首から先をすねからまっすぐにすること)して内側にひねった状態で、足の甲の外側に体重をかけた時に起こることがほとんどで、

前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい) ・踵腓靭帯(しょうひじんたい) ・後距腓靭帯(こうきょひじんたい) からなる外側靭帯(がいそくじんたい)や二分靭帯(にぶんじんたい)を損傷することもあります。

 

 

10才以下の小児では、
骨折を伴うこともよくあります。
point

捻挫は軽く見られがちでありますが、きちんと治療をしないと後遺症を残すことがあります。

 

靭帯損傷を放っておくと、ぐらつきが残り不安定な状態になり、後々、靭帯再建の手術をしなければならなくなる場合があります。

「たかが捻挫」と軽くみないで、きちんと診断を受け、しっかり治療することが大切です。

症状

  • 足関節外果(外くるぶし)周辺の疼痛や腫れ
  • 外果(外くるぶし)下方に皮下出血班があらわれる
  • 足関節の底屈が制限される
  • 内果(内くるぶし)下端部に腫れ、圧痛を感じることがある

検査

  • 単純X線撮影で骨の異常を確認
  • 関節造影、ストレスX線撮影で靭帯損傷の有無をみる
  • エコー検査で靭帯断裂部位と状態を把握できる

治療

  • 受傷直後の疼痛、腫脹の強い時期にはRICE処置を実行する
  • その後、弾性包帯、テーピング、ギプス固定により安静をはかる
  • 重症の場合に手術を要するケースもあります

※RICE処置  R⇒安静(Rest)
I⇒アイシング(Ice)
C⇒圧迫(Ⅽompression)
E⇒挙上(Elevation)

ご不明な点はお気軽にスタッフまでお尋ねください。
担当 井上・宇城・柴田