院外研修会
2015.01.17
2015年1月17日(土)に大久保病院で行われた明石運動器リハビリテーション研究会による定例勉強会に参加しました。テーマは「膝関節(ACL損傷)損傷のリハビリテーション」でした。講義では広島大学の浦辺ありました。
膝関節の靭帯の中でも障害の頻度が多いのが前十字靭帯損傷です。
注意する動作は
①ジャンプの着地動作
②動作の最中に急激に止まるストップ動作
③向きを変え、振り返るターン
動作です。
講義ではこれらの動作についてどのような所に注意するのか評価方法やトレーニング方法、指導方法についての説明がありました。
実技では実際に何人かにストップ動作を行い、より安全に止まれる方法をそれぞれに合わせた指導を行っていました。
あと実技の中では手の握り方や腕組みの仕方、身体の反り方など何気ない動作によっても人によってやりやすい方法や特徴があるのでそれを観察し知っておくと指導する際にも役立つと感じました。
さらに膝の靭帯損傷は一度受傷すると、一度も損傷してない人に比べ再受傷の可能性が高く、それに対して患者様に意識させ、適切な時期に必要な指導を続けて再受傷のリスクを下げることが重要であり、そこが理学療法士の腕の見せ所だと講義の中で先生が話されていたことが印象に残りました。
理学療法士として、患者様一人ひとりに合わせた治療するためには、観察力や知識をさらに高め、提案できる引き出しの数を増やしていかなければならないと感じました。
阪田整形外科リハビリクリニック
理学療法士 古賀田 万典