ワンポイント
2014.12.10
12月10日に「膝のスポーツ障害」というテーマで院内勉強会を行いました。
スポーツ障害は繰り返し加わる外力がその組織の強度や耐久性を上回った場合に生じ、オーバーユース障害ともいわれます。その中でもランニングやジョギングなど長距離を走る方に多いのが「腸脛靭帯炎」です。ランニング中やランニング後の膝外側の痛みです。症状は関節裂隙(関節をつくる骨の隙間)より近位の大腿骨外側上顆(膝外側)を中心に圧痛が腸脛靭帯に沿って広がる。傾斜のついた走行面では低い方、O脚や下腿内反傾向が強い人は、腸脛靭帯の緊張が高まり発症しやすいです。
下り坂やストライドの大きい走りは足を支える時に腸脛靭帯の緊張が高まりやすい。
治療方法は、走行量の減少、休止が基本でストレッチ、走行後のアイシングなどがあります。
原因に応じて走行路面の変更(今までと反対方向に走る、可能な限り柔らかい路面を選ぶ)を検討する。
今回一人で行えるセルフストレッチを紹介します。ランニングをされる方は是非試してみて下さい。