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2014.11.21
今回はこむら返りについて、看護部より説明させていただきます。
■こむら返りについて
こむら返りとはふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が急激に収縮することによって足がつった
状態になることで、激しい痛みを伴う。
男性より女性のほうが起こりやすいという特徴がある。
症状
通常健常者にみられるものは・・
1 夜間に
2 下肢(大部分が腓腹筋)(他にも指、首、肩など)
3 週1回未満の頻度で
過激な運動後、高齢者、発汗過多による脱水(下痢、利尿薬の服用)塩分喪失時に現れやすい。
治療
1 局部の保温
2 マッサ-ジ
3 原因疾患の存在する場合には、原疾患の確定と治療が必要
予防
1 予防的投与として、筋弛緩剤、抗痙攣剤、芍薬甘草湯が有効
2 運動前後のストレッチ体操、運動後のク-ルダウン
3 運動、発汗後の塩分補給
4 寝る前に軽いストレッチ
5 しっかりと栄養素を取り込めた食事(カルシウム、マグネシウム、ビタミンB群の摂取)
こむら返りが起こってしまったらどうすればいいか?
膝を伸ばし、つま先をゆっくり顔の方へ曲げ、腓腹筋を伸ばす。
収縮した筋肉を伸ばすことで痛みが消えるが、あくまでゆっくりと行うようにしてください。
(一気に無理矢理伸ばそうとすると、筋肉を痛めてしまう為)
高齢者の方や、身体が硬くてつま先に手が届かない方は、
タオルで足先にひっかけてゆっくり伸ばすと簡単にできます。
近くに壁がある場合は、壁に足の裏を押し付けてふくらはぎを伸ばします。
こむら返りが治まったら、そのまま何もしないで放置せず、蒸しタオルなどで温めてやると、筋肉の回復が早まるだけでなく、こむら返りの再発予防をしましょう。
このような症状に心当たりのある方は、お気軽にお声かけ下さい。
たびたびこむら返りが起こる場合は、診察を受けてくださいね。 看護師