院外研修会
2014.04.12
平成26年4月12日(土)に大久保病院で行われた明石運動器リハビリテーション研究会第8回定例勉強会に参加しました。
テーマは「肩関節の診かた(3) ~投球肩を中心に~」でした。
投球肩とは野球やソフトボールでの投げる動作に伴い肩関節のさまざまな部位にストレスが加わり結果として、痛みなどが生じた状態です。
講義ではベースボールパフォーマンス代表の前田 健先生から投球肩の特徴や解剖について説明がありました。説明では先生の二つの考え方を教えて頂きました。
(1)投球フォームそのものに対してアプローチを行い、身体の使い方、動かし方を覚えることでより身体に負担なくより効率よく投球できるように指導するということ。
投球動作に限らず、(2)スポーツ動作そのものに対し正しい動作を再獲得していくことがスポーツ復帰の一番の近道であるということ。
私達、理学療法士はその痛みに対して肩関節の可動域や筋力を改善していくことにより投球動作の改善を図ることが多いです。
先生の考え方は今まであまり考えたことがないことだったのでとても参考になりました。
自分は投球障害の患者様を経験することはまだまだ少ないですが、今後のために大変参考になる講義内容でした。
阪田整形外科リハビリクリニック
理学療法士 古賀田 万典